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未使用の花火、打ち上げ花火の捨て方とゴミ処理分別

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勢いで大量に買ってしまった花火。結局、使いきれずにまた使うだろうと、そのまま放置してしていませんか?

火薬が湿って使えないかもしれないし、使えるなら楽しみたいですよね。でも放置していたから危なそうだし、、。

使えるか気になって「使用期限」を探すも、記載されていません。

使うにも、処分しようにも、どう取り扱ってよいのか迷います。

そこで、未使用、使用後の花火の捨て方や花火の種類による処分の仕方について注意することをまとめました。

特に花火の「捨て方」は自治体によって、ゴミとしての取扱いが異なっていますので“必ず、自分の住む自治体のゴミ処分に従って”ください。

 

 

花火の使用期限と未使用の花火の捨て方

花火の使用期限は基本的に“ない”ので記載されていないんです。

しかし、花火の業界基準として「10年間」が使用期限として設定されています。

またPL法(製造物責任法)によっても10年が使用期限の目安と規定しています。

ある程度古くても使えるということですが、管理が適切でない場合は、劣化(湿気、形状破損)して火が着かない場合があります。

その場合は、無理に再生しようとせず速やかに廃棄しましょう。

未使用の花火は火薬を含んでいるので基本的には危険物扱いのところが多いです。

東京都の場合は、ほとんどの区で「一般ゴミとしては取り扱わない」となっています。

そのためゴミ収集場には出してはいけません。

必ずお住まいの管轄清掃事務所清掃事業課に確認してください。

一方、未使用の花火でも適切な処理をしたものなら「可燃ごみ」として分別されている自治体もあります。その場合、

※一晩、水に浸して燃えないようにして

可燃ごみとして出すことができます。

より安全にするには1日以上の浸水が理想です。

なお、浸水を早めようと花火を解体したくなるかもしれませんが、絶対にやめましょう。

周りに飛散する可能性があるので、思わぬ事故につながります。

 

未使用の家庭用打ち上げ花火の捨て方

花火にはおもちゃ花火(手持ち花火)と打ち上げ花火がありますが、打ち上げ花火の捨て方はさらに注意が必要です。

おもちゃ花火にくらべて火薬量が多く、作りや素材が複雑になっているためです。

未使用の打ち上げ花火を捨てる場合は、基本的に上記のおもちゃ花火の捨て方と同じです。

しかし、水に浸す場合は“1週間以上”の時間が必要です。

打ち上げ花火を行う際、火薬に着火するまでに時間が掛かりますよね。

つまり打ち上げ花火の構造上、火薬は外装でしっかり守られていて、その外装の厚さや強度もしっかりとした作りになっています。

特にロケット花火のように、空中に飛ぶ花火はプラスチックを使用しているものも多くあります。

そのため、水が火薬にまで浸透するには時間がかかります。

必ず1週間以上、水に浸しましょう。

その間、乾燥を防ぐためにバケツに入れるだけでなく、ビニール袋や濡れ新聞で覆い、しっかりと浸水します。

打ち上げ花火の場合も無理な解体は絶対にしてはいけません。仮に事故が起こった場合は、法律で罰せられることもあります。

 

使用後の花火の捨て方とゴミ分別

花火を楽しんだ後の使用済の花火は、基本的には“可燃ごみ”で捨てることができます

ただし、ゴミとして捨てる前にはマナーとして最低限の処理はしましょう。

使用後は火薬が残っていないと思いがちですが、火薬が残っていたり、再燃する可能性があります。

花火には燃えやすくするための酸化剤(硝酸カリウム)が入っています。

これは水溶性なので、水につければ溶けだして再燃するのを防ぐことができます。

必ず、※水に一晩浸してからゴミとして処分します。

花火を水に浸す場合、バケツに穴を開けたビニール袋を被せて水を入れ、捨てる時には水抜きしたビニール袋と一緒にゴミに出せばOKです。

燃えカスが散らばらず、後始末が簡単です。

花火を浸した水は土か排水溝に捨てれば、バケツ1杯程度なら大丈夫です。

 

花火の捨て方についてのまとめ

花火は未使用の場合と使用済の場合で、ゴミの分別の処理方法が違ってきます。

未使用の花火は可燃ごみとして処分できる自治体とゴミとしての収集自体できないところがあります。

必ずお住まいの自治体に確認してから捨てましょう。

また、未使用の花火は種類によって1日~1週間程度、水に浸して完全に火薬が燃焼しない状態にすることが必要です。

事故が起こった場合は、法律で罰せられる場合があるので、取扱いにはくれぐれも注意してください。

マナーを守って、いろいろな花火を楽しんでくださいね。

 

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