学費・入学金を教育ローンで借りるには国の教育ローンを優先する
学校に通うためには、学費などの費用が必要になるので、多くの人が教育ローンを利用しているようです。
特に私立高校の場合、学費は公立高校の3倍にもなり、さらには入学前に一括で大金を支払わなくてはならない「入学金」も結構な負担です。
しかも合格発表があってから納金までの期間が短いため、大きな決断が一気に重なって気持ちの余裕がありません。
私立高校の入学金・学費はまず国の教育ローンを考える
入学金の支払いに加え学費も4月から通常の支払いが必要になります。
授業料の減免制度は入学した後でしか申請できないためです。
そう考えると3月、4月にはかなりの出費が予想されます。
そのため前もって用意するわけですが最も理想的な形は、入学費や、授業料がいくら必要かを事前に知っておき、コツコツと積み立てておくことです。
それができれば悩まないですが、子供は学校に行きたいと思っているけれども、家計の問題で必要なお金が支払えないという家庭もあります。
しかし貯金が無ければ進学できないかと言うと、そうでも無く、国の教育ローンを利用して学資を準備することができます。
教育費をどうやって確保するかは色々なやり方がありますが、その中に国の教育ローンがあります。国の教育ローンは銀行の教育ローンに比べて金利が低いというメリットがあります。
入学金にも使える国の教育ローン「日本政策金融公庫』
学費だけでなく入学金にも利用できる教育ローンが『日本政策金融公庫』が行っている教育向けの目的ローンです。
主に親が子供のために学資を借りるタイプものになります。奨学金は本人が借りるタイプですが、教育ローンは親が借りて、返済義務も親です。
借入れ可能金額は最高で350万円で、年利は2%程度の固定金利となっています。
この教育ローンは、子供1人の場合、世帯の年収が790万円より低い家庭でなければ、融資は受けられないなどの前提条件が定められています。
前提となる条件が込み入っている部分もありますが、それらの条件さえクリアできれば、審査を通ることは民間の金融会社より容易です。
借入れの条件はそれ程厳しくない傾向にあるので、信用力がやや劣る人でも利用が可能なのが、国の教育ローンを第一に考える理由といえます。
詳しくは>>> 日本政策金融公庫の教育ローン
教育費を確保するために、国の教育ローンを申し込みたいという場合は、銀行等で申し込めますので、不明点を聞くのもいいでしょう。
金融機関の窓口に行かなくても、直接インターネットからも申込みが出来るので、誰でも簡単に学資の準備をはじめられるようになっています。