カリカリ梅も栄養は同じ 風邪の時の梅干しの効果と食べ方

梅干しは風邪の時に良いと言われていますが、カリカリ梅でも一般的な梅干しと同じように風邪の時に良いのか、栄養については梅干しと変わらないのか気になります。
カリカリ梅はお菓子感覚で食べられるのでついつい手が止まらない食べ物でもあります。
また、普通の梅干しと比べほどよい酸味と歯ごたえがあるので、食べ過ぎてしまうと健康に悪影響があるのではないのかという心配もあります。
とはいえ、カリカリ梅自体も決して悪い食べ物では無いですし、梅は健康に効果はありそうに感じます。
そこで、カリカリ梅と一般的な梅干しとの違い、カリカリ梅にはどんな栄養や効果があるのか、カリカリ梅は1日にどのくらい食べるのが良いのかについて紹介します。
カリカリ梅は体に悪いは本当?梅干しとの栄養の違い
カリカリ梅と梅干しは元は同じ梅です。栄養も特に違いはありません。
2つは作り方に違いがあり、一般的な梅干しは完熟の梅と塩を瓶に詰めて1カ月くらい寝かせてから天日干しを行って完成させます。
一方カリカリ梅は青梅の状態で塩の他に焼酎、砂糖、赤シソと一緒に1カ月くらい漬け込み、カリカリとした食感の元になる乳酸カルシウムを一緒に加えます。
このカルシウムが梅の果肉に含まれているペクチンと結合して実が硬い状態を維持して、カリカリとした食感を出します。
そして、カリカリ梅にはどんな効果が期待できるのかと言うと、車酔いに有効です。
梅に含まれているクエン酸やピクリン酸が車酔いの不快な症状を緩和させる働きがあります。車に乗る前に1粒食べると酔い止め代わりになります。
また、二日酔いの緩和や食中毒の予防にも効果があります。
また、カリカリ梅も普通の梅干しと同じようにカリカリ梅も風邪に効きます。
梅に含まれているクエン酸の殺菌作用により、風邪のウィルスの撃退にも役立とされています。
さらに、クエン酸には疲労回復効果も期待でき、風邪で弱った身体を回復させる働きも持ちます。
結果として、カリカリ梅も一般的な梅干しと同じように風邪症状の緩和だったり、車酔いや二日酔い、食中毒の予防といった効果が期待できることが分かります。
依存度大!カリカリ梅の食べ過ぎには注意。1日に食べてよい目安は?
カリカリ梅は梅干しと栄養はかわらないことから、好みでどちらを食べても大丈夫です。
特にカリカリ梅は酸っぱさを程良く感じるので食べ過ぎてしまうと塩分過多になりかえって健康を害してしまう可能性があります。
一般にカリカリ梅の塩分は14%程度とされていて、梅干しの標準8%に比べて、高めになっています。
カリカリ梅は一つ一つが存在感があるので、つい手が伸びてしまいますが、食べ過ぎると腹痛を引き起こしてしまったり、喉の渇きが酷くなったり、心筋梗塞や脳梗塞、高血圧などを引き起こして、塩分の摂りすぎによって重大な病気につながってしまうこともあります。
塩分の摂り過ぎにならないように、カリカリ梅は1日1粒から2粒が良いです。
物足りないと感じるかもしれませんが、塩分は他の食事でも意外と多く含まれているのでカリカリ梅を何個も食べてしまうとあっという間に塩分の摂り過ぎにもつながってしまいます。
カリカリ梅の場合20グラムで1.3グラムくらい塩分が含まれてると言われています。
1日の平均塩分摂取量が男性9グラム、女性は7.5グラムとされているため、他の食事の塩分量とのバランスを考えて、カリカリ梅を1日に4個以上食べてしまうと完全に塩分摂り過ぎと言えます。
そのため、カリカリ梅は1日に2個までを目安として、4個以上食べてしまうと塩分摂り過ぎとなることを覚えておきましょう。
カリカリ梅の効果と食べ方のまとめ
カリカリ梅は一般的な梅干しと栄養はほぼ同じで、風邪の症状緩和に効果が期待できるので、カリカリ梅も健康に良いものです。
風邪症状の緩和の他に乗り物酔い、二日酔い、食中毒の予防にも効果が期待できます。
しかし、食べ過ぎは塩分過多となり体調不良を引き起こしたり、大きな病気につながってしまうこともあります。
1日に1個から2個を目安として、他の食事に使われている塩分量とのバランスを考えて4個以上は食べないようにしましょう。
塩分の多い食事の時はカリカリ梅を食べるのを控えたりなど、塩分量を意識しながら食べることが必要です。
ついついお菓子感覚でたべすぎないように注意しましょう。